えかきのこころ


by macaron-framboise
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ちょっとお話させてください。

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3月20日

つばめ組の大好きな大好きな、
大好きなあの子たちが

卒園していきました。
今年は私も一緒に卒園です。

みんながバラバラになるのではなく、仲間と心の底から繋がって、
『もう一人でも大丈夫』って自信を持って羽ばたく日。
それが卒園式でした。




教育とは希望を語ること。


私が過ごした幼稚園では、会議の度、研修の度に
この言葉が繰り返されてきました。

事件課題が浮上する度に
子どもたちや先生たち、みんなで相談して
改良や、無限の可能性につなげてきました。

子どもの笑顔が大好きな先生たちだけど
子どもの涙には更に、希望を持って向き合っていました。

教師が集まる時間はいつも子どもたちの事や
教育の在り方を考え合っていました。
その日のエピソードを語り合ってきました。
それが本当に楽しい空間でした。


子ども30人に1人担任
ではなくて
こども360人に30人担任でした。

何があっても子どもを大切に想って
みんなで一人一人の子どもを愛する教師集団なのです。

ちょっとかっこよく言いすぎのようだけど
本当にそうなんです。


趣味は教育だと言う亡くなった前園長先生は
「頑張ることは楽しいことだ」と
最期の最期まで
子どもたちの頑張る姿に希望を抱いて
それを少しも見逃すことなく支えていました。
子どもにアツく、自分と、仲間(職員)には
どこまでも厳しい方でした。

現園長先生は同じ思いを引き継ぎ
「教師は夢を持てロマンを持て」と
私たちに寄り添って、
いつでも教育の真髄に迫って
子どもたちの事を考えていました。
入園して泣く子にはじぃじのごとく、おんぶをして
がんばって何かができた子はうんと誉めて認めて
誰のどんな思いも見落とすことなく
いつでも優しく温かくまっすぐ向き合っています。
先生たちにも子どもたちにもどこまでも近い存在です。


出会った友だちはみんな仲間。

一緒に育てる先生たちもみんな仲間。

子どもと子ども
子どもと教師
教師と教師
教師と保護者

向き合う人と人が
温かく強くつながる世界。


これが私の自慢の西ケ丘幼稚園です。




私の人としての原点は
二十数年前に西ヶ丘に通っていた時の経験と、先生との出会い

社会人としての原点は
仲間の先生たちとの生活で、年功序列に生まれる厳しさと温かさの中で学ぶ日々。


私が絵が好きになったのも、二十数年前当時の先生の言葉ひとつでしたし

今更ながら、やっぱり挑戦したいと思えたのも、大好きな先生たちの励ましでした。

上司に当たる先生方が『これならあの先生に任せよう』と教師一人一人を認め、受け入れてくださって居るように、いつでも
『絵ならのんちゃんに頼もう!』って、沢山の話を持ちかけてくれたのです。

亡くなった園長先生も、最期に『これからはのんちゃん友香ちゃん(大好きな同期です)の手書きにしよう』と、外部へのハガキの挿し絵を手書きで任せてくれました。


そういった全てが大きな自信に変わった事は言うまでもありません。



退職についての悩みや迷いを職場の先生たちに伝えると
みんな口々に

『がんばりな』
『のんちゃんなら絶対できる』
『応援してるよ』
『ダメだったら帰ってきな』
って優しく背中を押してくれました。


この幼稚園に通う子どもたちに対して
希望を持って関わるのと同じように
先生方は私の不安な気持ちと微かな希望に寄り添ってくれたのです。


気付けばいつも
子どもたちががんばる姿に感動し勇気付けられ、
先生方に、教師として、また人としての在り方を学び…

私は教師という立場でありながら、
周りの人たちに守られ、育てられるばかりでした。


去年の震災を機に、
私の中でも色々な価値観が形を変え
ボランティアをしても何をしても、
無力感に苛まれるばかりでしたが、

目の前の事に一生懸命でいつでもそこに生きる子どもたちや沢山の仲間を見て、
改めて『私にできる事』を模索し始めました。


特に最後に受け持ったクラスは毎日事件続きで、
それゆえ、子どもたち全員が一生懸命で、
今までの人生にないくらい
笑って泣いて怒って悩んで感動して
感情をフルに発散する毎日でした。
その日々の中で
ようやく、臆病だった足が動き始めたのです。


やってみたい
頑張ってみたい
と思う事ができました。



退職の旨を保護者の方々や子どもたちに伝えてからの日々は…
言葉にできないくらいの
様々な気持ちを味わいました。

いまだに返しきれていない
ありがたい手紙の数々、
整理がつかないくらい
部屋中に集まった大切なプレゼント、
忘れられない言葉たちや
そこに添えられた笑顔や涙、
家に飾るだけではもったいない沢山の花束、


目に見える物も見えない物も

すべてが皆さんの気持ちとなって
私の一生の宝となりました。

私にはもったいない数々です。


こんな私ですが

5年間、教師として過ごした経験や
出会ってきた子どもたちの一挙手一投足全て、
大好きな先生方や保護者の方々の温かな思い

それがこれからの私の強みです。



周りの全ての人々のおかげで
私ひとりでは到底立てないようなスタートラインに
今、立っています。



恩返しがしたいです。
子どもたちのため、みんなのために
私は絵を描きたいです。

子どもたちに伝え続けてきた
また子どもたちから教わってきた
「あきらめない」きもち。

あきらめないで、頑張ります。
どれだけ形にできるか分からないけど、
受験時代に何度も挫折してきた自分とは違って、
本当に、頑張りたいって思っています。




これからは
絵本作家の先生に絵本出版のノウハウを学び
平行して
大学の通信過程で大学生として基礎を学びます。


カメのどっこいくんと一緒にお引っ越しもしますが

どこに行っても地球上であれば距離は感じません(*^_^*)


みなさんに度々会って
度々何か報告できるよう
まっすぐ歩んで行きますので、
これからもよろしくお願いします。



出会った全ての方
出会えた事を心から誇りに思います。

本当にありがとうございました。

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by macaron-framboise | 2012-03-23 17:42 | potsu Life