えかきのこころ


by macaron-framboise
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絵は、出会うべき人を待ってるんだ

3カ月にわたる、池田の森での展示がいよいよ今月で終わります。

今回は、以前にも記述したように、展示とあわせて販売もしています。

そこで
楽しみに足を運んでくださった方々、偶然来て下さった方々
皆さんと私の作品たちは出会ってきました。

そして、中でも出会うべき人に出会って、わたしの作品たちはお嫁に行くのです。


一生懸命描いた絵だから、最初は少し寂しかったけど、
でも、おかげでまた絵が描けるから、
もう、本当にありがたくて・・

ありがたくて、ありがたくて、

「ありがとうございます」しか言えない私でしたが
絵と引き換えに、皆さんが最高の言葉を残してくれるのです。

もう、ありがとうだけじゃない。
たまらなく幸せに感じるようになりました。


だって本当に、泣きたくなるくらい嬉しくて
何よりその人の気持ちに包まれて送られる絵が、すごく嬉しそうだから。



ある人は
「私にとって幸せの絵だと思いました」

ある人は
「我家にはこの絵が必要です」

またある人は
「家のリフォームが済んでお金をためてから必ず迎えに来ます」
「孫が生まれる記念に」
「元気が出るんです」
中には
「のぞみ先生の絵を我が家に飾りたくて」・・・


こんなに幸せなことはありません(:_;)


私も、私の絵も、そこで出会うべき人に出会うのです。


そして最近お嫁行きが決まった2つの作品。
これはある姉弟が選んでくれました。

「心配してくれた」「守ってくれた」の2作です。



私は絵を描くときに
小さなお話を詰め込む事がよくあります。
もちろん表に説明はせずに、私の中で眠り続けるお話です。

この姉弟が選んでくれた2作にも、お話がありました。


お姉ちゃんが選んでくれた(守ってくれた)絵では、
病気になった水太郎(私が子どもの頃産まれたキャラクター)が、
病気を治すための旅をしていて

弟くんが選んでくれた(心配してくれた)絵では
同じように病気になった梅子(ちょっと名前が変だけど(笑))が同じように旅をしています。

そして絵にはないお話の最後には水太郎と梅子が出会うのです。

病気の原因はもともと群れで生活していたところを
それぞれに大地と宇宙に迷い込んで、
トア(黄色い服の子)とモア(赤い服の子)のもとで一人ぼっちで過ごしていたからです。

出会った二人の病状は少し良くなり、更に今度は群れを探すべく4人で旅を始めるのです。
(4人で海・森・空…をさ迷い、いつか水太郎たちの星に辿りつく予定です)

…と、これは子どもの頃作 ったお話の一部ですが



これを選んでくれた姉弟は
勿論このお話も知らずに、
それぞれに沢山の絵の中からこの2つを選んでくれたのです。

更にお母さんが、あまりにも2人で似たような絵を選ぶので、
どっちとも決められず、2つそろって購入してくださりました(:_;)


今回の展示テーマ「ありがとう」の中では
モアが梅子を想って、トアが水太郎を想う、その友情を
「心配してくれた」「守ってくれた」と題名にしましたが

私は2つの作品を別々に展示しながら、
片方だけお嫁に行ったらどうしようと内心ドキドキしていました。

まさか描いている時は2人揃ってお嫁に行けるなんて思っていなかったから・・


偶然展示会場に居てその姉弟に会えた事もあり、
「これにする!」と一人ずつ購入表に名前を描いてくれている時、本当にドキドキして
言い表せない、不思議な気持ちでした。


2つの絵が、また嬉しそうに見えます。



周りを見渡すと、まだまだ飾られたてで、
もらい手の決まっていない絵たちが沢山いました。



実は家にも、何度出してもお嫁に行けない絵があります。


以前マーケットに出展して以降
「こういうの、あんまり世間では好かれないんだ」って、
自信をなくして奥にしまいこんでいました。

でも、この子たちにもいつか迎えに来てくれる
出会うべき人がいるのかな、と思うと、どれも改めて大切に思えます。



自分で言うのも変だけど、
大事じゃない絵なんて1つもないんです。
上手い・下手・・派手・地味・・一般的に理解不能・・
色々あるかも知れないけど、
いつでも自分の全力の足跡だし、その子たちのお陰で今の絵が産まれるのです。



いつだって絵を並べるときには
みんなが絵を通して癒されたり元気が出たり、何か力になれたらと思うのに

気づけばいつだって、絵を見てくれる人の目に救われて
私の方が元気をもらっています。



ありがたく思うばかりで、それが情けなくも思います。


そして今、ものすごく大切で、かけがえのない何かに出会い続けて居る事を実感します。


1歩1歩が楽しかったり重かったり、暖かかったり苦しかったり、
スピードも深さも定まらない道のりですが

こうして歩いて居られるのも、度々出会う皆さんのおかげです。



今回の池田の森での展示では、
自分にとって必要不可欠な経験を沢山させていただいています。



こんな世界に居られるって事だけで、辛いことだってありがたく乗り越えられる気になれる。



絵描きの人生っていいなぁと、

今、思えます。



3月いっぱいで今回の展示
〖小さな絵画展~流木と一緒~〗を終えます。
よかったら、Caféでゆっくり過ごしながら、今の私の絵を見に来て下さい。


〖守ってくれた〗
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〖心配してくれた〗
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by macaron-framboise | 2013-03-07 22:08 | event